1 調査名称
岩手県一戸町「道の駅」設置に向けたサウンディング型市場調査
2 調査目的
岩手県一戸町にある世界遺産「御所野遺跡」は、自然と共生した縄文時代の文化を今に伝える貴重な文化遺跡であり、国内外からの来訪者が年々増加していた。また、同遺跡は平成21年にユネスコの世界文化遺産暫定リストに「北海道・北東北の縄文遺跡群」の構成資産の一つとして岩手県からは唯一掲載され、令和3年7月に世界遺産登録された後は来訪者が増加したが、これらの方々をもてなすための物販や飲食施設が遺跡の近隣にはなく通過型観光になっている。
この現状を解決するため、町民主体となる検討委員会を設置し協議した結果、物販や飲食機能を有する道の駅整備の要望が出され、物販や飲食機能を充実させるためには、その施設のレイアウトや施設機器整備などに運営を担った経験のある民間からのノウハウを取り入れ整備することが施設の建設や以後の運営をうまく実施できるのではないかとの結論となった。
そのため、町では平成30年度に国土交通省の官民連携基盤整備事業に応募し採択され、官民連携手法の導入を検討した結果、施設機能や来訪者数などさらに詳細な資料が必要との結論になったため、町では基本設計により施設機能と来訪者数の見込みなどを整理した。
町では、実施設計以降からのDBO方式による一括発注方式により事業を実施したいと考えていることから、今回公募条件の具体化に向けて皆さまからの意見を把握することを目的として実施する。
3 サウンディング型市場調査とは
サウンディング型市場調査とは、町の事業を実施していく上で、民間事業者の皆さまから広くご意見、ご提案をいただく「対話」を通して、事業者の皆さまが参加しやすい公募条件等を正確に反映するための調査である。
4 サウンディング型市場調査の実施方法
1 対象者 設計、建設、管理、運営等の意向を有する法人又は法人のグループ
2 実施方法等 ヒアリング調査(個別対話方式(オンライン対話含む))
・アイデア及びノウハウの保護のため個別に非公開で実施する。
・参加事業者の名称も非公開とする。
・参加に係る費用は参加事業者の負担とする。
・対話への参加実績は公募の際の加点対象とならない。
・アイデア及びノウハウ保護に配慮した上で概要は公開する。
・対話時間は、1事業者当たり30~60分を予定している。
3 サウンディング型市場調査のスケジュール
令和4年8月8日 実施要領、事業概要、エントリーシートの公表
~令和4年9月9日 サウンディング参加申込期限
令和4年9月16日 サウンディング実施日時及び場所の連絡
令和4年9月26日~30日 サウンディング実施
令和4年10月中旬 実施結果概要の公表
5 事業対象地の概要
所在地 一戸町一戸字上野地区
面 積 約18,000平方メートル
資料
様式1 エントリーシート (PDFファイル: 47.3KB)