林野庁は、国有林野における樹木採取権の設定規模の検討の一環として、今般、民間事業者の皆様から、新たな国産材需要創出のアイディア・構想内容の提供をお願いする新規需要創出動向調査(マーケットサウンディング)を実施します。

1.背景と目的

樹木採取権は、効率的かつ安定的な林業経営の育成を図るため、国有林野の一定区域で一定期間、安定的に伐採できる権利を民間事業者に設定するものです。

樹木採取権の設定は、地域の民間事業者が対応しやすいように権利期間10年程度、規模200~300ヘクタール程度を基本の形(以下「基本形」という。)とする一方で、地域の取組として大規模な製材工場等を誘致する場合など国産材の需要拡大のニーズが特に大きい地域においては、その地域の需要動向や森林資源の状況などを勘案しつつ、基本形を超える規模も設定できるようにしています。

林野庁では、このような基本形を超える規模の樹木採取権に対するニーズや設定する際の規模について検討するため、民間事業者の皆様に地域における新たな木材需要創出のアイディアや構想についての情報提供をお願いする新規需要創出動向調査(マーケットサウンディング)を実施します。

なお、これまでのマーケットサウンディング等においては事業の実施体制を組むこと、特に川上事業者との連携が難しいという意見を頂きました。
これに関連して、下記の「大規模な需要に応じた樹木採取区指定のイメージ」のように、大規模な製材工場等が複数の樹木採取区から原木を調達することを想定し、例えば、隣接県または隣接の森林計画区で樹木採取区を複数指定することも一つの手法と考えています。このような場合、需要者が複数の川上事業者と連携することも考えられますので、提案作成に当たっての参考としてください。

 

2.構想提供の内容

構想提供に当たっては、新たに創出する木材需要の内容、方法、規模、当該新規需要に係る素材の規格、集荷圏、民有林・国有林別の調達予定・希望量、樹木採取権の権利期間として想定する期間、事業の実施体制などを提供ください。この際、樹木採取権については、基本形の規模では対応出来ないものに限るものとします。

※構想提供書を提出いただける方は、素材(原木)を原材料として使用して製品を製造する者又は当該製品を利用する事業を行う者(意向のある者を含む。)であるなど、別添の実施要項の要件を満たす者とします。

3.構想提供の提出方法について

提出期限:令和4年9月16日(金曜日)
連絡先:林野庁国有林野部経営企画課企画班
所在地:〒100-8952 東京都千代田区霞が関1-2-1合同庁舎1号館北別館8階ドア番号北812
電話:代表:03-3502-8111 (内線6288)
直通:03-3502-1027
Fax:03-3592-6259
E-mail:NF_MS_R02@maff.go.jp
構想提供書は原則メールにてご提出ください。
詳細については、添付の実施要項を参照してください。

4.提出スケジュール

様式1 新規需要創出構想提供書の提出期限:令和4年9月16日(金曜日)
様式2 資料提供等申出書及び追加資料提供等申出書の提出期限:令和4年8月12日(金曜日)
様式3 質問票の提出期限:令和4年7月22日(金曜日)

5.参考資料の提供について

構想提供を実施するに当たり、必要な場合は林野庁が現時点で提供可能な以下の国有林の森林資源量等に関するデータを提供します。
貸与資料の提供方法などの詳細については、添付の実施要項を参照してください。

  • 木材の販売量、販売金額等に係る資料 (※貸与資料)

添付資料

令和4年度樹木採取権の設定規模の検討に係る新規需要創出調査(マーケットサウンディング)実施要項(PDF : 718KB)
様式1(新規需要創出構想提供書)(WORD : 26KB)
様式1別添(エントリーシート)(EXCEL : 61KB)
様式2(資料提供等申出書及び追加資料提供等申出書)(WORD : 25KB)
様式3(質問票)(WORD : 24KB)