民間と連携した文教施設・子育て教育環境等整備事業に関するサウンディング型市場調査の実施について
北川村では、令和2年度から子育て教育ビジョンを策定し、0~15歳までの15年間の一貫した教育で誰ひとり取り残されず学ぶことができる魅力的な環境を創るため、保育所・幼稚園・小中学校・地域等が一体となって子育て教育環境の整備に取り組んでいます。令和3年度は子育て・文教エリアの魅力ある環境整備として、保幼小中や地域が一体となった施設や子育て教育ビジョンを実現するための必要な教育サービスの提供方法などについて検討を行っています。
本調査では、調査対象にあるとおり、ハード面だけではなく、ソフト面そしてその両面を実施する上での資金調達手法について、幅広く官民連携手法を取り入れる多様なPPP/PFI の導入検討をしています。今後、民間事業者の意見を取り入れて基本計画を策定するために、幅広く民間事業者の意見をヒアリングすることを目的として本サウンディング調査を実施します。
子育て教育ビジョンについて
村では、人口が減少していく中、地域の活性化や少子化に関連する今後の取組を盛り込んだ「北川村まち・ひと・しごと創生総合戦略」を策定し取組を進めています。同戦略では、「千人の家族が子どもを育む ゆず王国北川村」を目指すべき村の姿とし、「生活できる産業の構築」や「子育て支援・教育の充実」「日本一の元気な長寿村づくり」など、5つの基本政策を設定し、具体的な取組を展開しています。
この基本政策のひとつである「子育て支援・教育の充実」の具現化を図るために、上記のとおり令和3年度子育て教育ビジョンを策定いたしました。今後も保護者や地域の皆様と協議を行い、バージョンアップを図りながら、より良い子育て・教育環境を創りあげていきます。
このページでは、これまでの取組と今後の方向性について随時更新し、皆様にお知らせします。
北川学について
令和3年度
令和2年度
小5四国コンテンツ映像フェスタ2020最優秀賞及び総務大臣奨励賞映像
新着情報
第4回保小中学校運営協議会
第2回北川村文教施設・子育て環境等整備事業基本計画検討委員会
第1回北川村文教施設・子育て環境等整備事業基本計画検討委員会 議事録
第2回地域ワークショップ開催のお知らせ
地域ワークショップ通信第2号
地域ワークショップ通信第1号
第3回保小中学校運営協議会
第1回保小中学校運営協議会
[6月30日開催]
令和3年7月30日更新
[公募中]
令和2年3月5日更新
北川っ子の現状について
- 村内の児童生徒数は減少傾向にあり、平成以降でも半減しています。一人一人の子どもを手厚く支援できるというメリットがある反面、子ども同士が切磋琢磨する機会が減少するなど、適切な教育環境が失われつつあるという課題に直面しています。
【村内児童生徒数 昭和62年度:178名→令和3年度:70名】
- このような中でも、様々な子育て・教育活動への村民の皆様のご協力やご支援等により、村に誇りを持ち、愛着を感じている子どもが大変多いことがうかがえます。
【令和2年度道徳意識調査「北川村が好きですか」小学校児童肯定回答:96%】
- 学力定着状況については、近年全国平均を上回っており、学力向上傾向にあるといえます。
【令和2年度総合学力調査:小中学校ともに全国平均を上回る】
- また、わかりやすく勉強を教えてくれると感じている子どもの割合も、近年高くなっていることがうかがえます。
【令和2年度学校評価アンケート「わかりやすく勉強を教えてくれる」
小中学校児童生徒肯定回答:100%
- 一方で、子ども自らが自分の考えを理由等を基に相手に伝えることについては、まだまだ改善の余地があると捉えています。
【平成29・30・令和元・2年度学校評価アンケート「自分の思っていることを相手に伝えることができる」
小学校児童「そう思う」回答:57%→63%→58%→56%】
『15才までに育ってほしい子どもの姿』について
子どもの現状やこれまでの取組における地域の方々等との議論を踏まえ、村として「目指す子ども像」と「具体的な子どもの姿」を設定しました。地域・保護者・保育・小学校・中学校・行政がこの姿や方向性、取組を共有・連携し、それぞれの立場で責任を持って、魅力ある子育て・教育環境を整備していきます。
保小中一体化教育とは?
村が取り組んでいる保小中一体教育とは、
(1) 段差を抑える教育
保育から小学校へ、あるいは小学校から中学校へ入学する際には段差が生じ、入学後に その段差に対応できずに不登校や心理的な負担を感じる、いわゆる「小1プロブレム」や「中1ギャップ」といわれる課題が発生するケースが一般的には見受けられます。園児と児童の交流や小学校教員の保育者体験、中学校教員の小学校への乗り入れ授業など日常的に教職員や子供同士が交流し、子どもの姿や実態を保小中の教職員が日常的に把握することによって、この段差を抑えていきます。
(2) それぞれの立場で連携を図り、責任をもつ教育
目指す子ども像や教育方針を地域とともに共有しながら、保育・小学校・中学校のそれぞれの組織が連携を図り、責任を持って15才までに育ってほしい子どもの姿に迫るために一体的な取組を実施していきます。
(3) 今と将来の北川村を担う教育
保小中が地域とともに子どもの成長を育む教育を展開することによって、故郷への愛着と誇りを持ち、生きる力を備えた子どもの姿を掲げています。その中でも「北川学」は重点的に取り組んでいることの一つです。また、産業や福祉分野とも連携して取り組み、より良い子育て環境の充実に取り組んでいきます。
『北川学』 ~北川村ならではの特色ある教育~
北川学とは、
■子どもの主体的・探求的な学びの姿勢を向上させる
■郷土への愛着や誇りを育む
ことに取り組んでいます。
これからの時代は、国語や算数などの点数だけの学力だけでなく、探究する力や思考力、判断力、表現力、コミュニケーション力などが求められています。それらの力を育てるために、令和元年度から、北川村ならではの特色ある教育内容の研究と実践を開始しております。具体的には、小中学校9年間を見通し、生活科・総合的な学習の時間を中心に、子ども達自身が自分たちの暮らす地域の現状を知り、課題を見付け、自ら学び、自ら考え、主体的・探究的に判断・行動していく取組を展開しています。
令和元年度から実施している各学年の公開授業は、村内外に取組を広く周知することを目的として行っています。
令和2年度は、新型コロナウイルス感染症対策のため、多くの方に公開することが難しい状況でした。
今後状況を注視しつつ公開授業を実施する際には事前に村内放送等でも連絡いたしますので、ぜひ子ども達の元気な学びの姿を見に来てあげて下さい。
『コミュニティ・スクール』について
コミュニティ・スクールとは、
■学校運営協議会制度を導入した学校
■保護者や地域住民の声を学校等の運営に適切に活かす制度
■地域の参画を得ながら保小中の教育活動を展開する仕組み
です。
令和2年度から、保護者や地域の方々が参加した北川村保小中学校運営協議会を定期的に開催し、共に知恵を出し合い、学校運営等に意見を反映させることで、一緒に協力・参画しながら子どもの豊かな成長を支える仕組みを構築しています。
これまでの取組
平成28年度 | 保小連携推進事業 (県教育委員会指定 1年次) |
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健康教育リーフレット(全家庭へ配布) | |
「いちねんせいの一日」(新一年生へ配布) | |
平成29年度 | 保小連携推進事業 (県教育委員会指定 2年次) |
「子どもの学びと育ちをつなぐ」冊子作成 | |
保小中一体化在り方検討委員会設置(H29~H30) | |
平成30年度 | 「北川村教育プログラム」 冊子作成 |
保小中一体化推進室だより「教育改革ぜよ!」発行 | |
「北川村のこれからの教育を考える」講演会等の開催 | |
令和元年度 | 中山間における特色ある教育課程推進事業 (県教育委員会指定 R1~2) |
北川村の特色や人材等を生かした教育課程の創造、協働・参画体制の確立 →コミュニティ・スクール(学校運営協議会制度)や北川学の取組を開始 |
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北川村の教育・子育ての今とこれからを考える懇談会の開催 | |
令和2年度 | 中山間における特色ある教育課程推進事業(県教育委員会指定 R1~2) コミュニティ・スクール(保小中学校運営協議会と地域学校協働本部)として地域とともにある学校づくりを推進 北川村の教育・子育ての今とこれからを考える懇談会の開催 地域とともにある文教エリアのあり方学習会の開催 |
- 保育・小学校・中学校・教育委員会が一堂に会し話し合ったり取り組んだりする機会が増え、情報やビジョンの共有を図っています。
- 保小連携推進事業や中山間指定事業、小中学校間の乗り入れ授業合同研修会等により、保小中の連携を進めています 。
問い合わせ先
北川村教育委員会
Tel:0887-32-1223
Fax:0887-32-1132
E-mail:kyouikumadoguchi@vill.kitagawa.lg.jp
村の取組に対するご意見・ご感想・ご質問などお気軽にご連絡ください。