市では、17万都市にふさわしい市民のスポーツ活動拠点となる新体育館の建設を進めています。このコーナーでは「新体育館建設」に関する、さまざまな情報についてお知らせしていきます。

新体育館の必要性

 本市には、市立体育館が14館のほか県立浜山体育館(カミアリーナ)があり、年間30万人を超える多くの皆さんがスポーツ活動等に利用されています。
 しかし、次のような課題等があることから、市ではこの先何十年という長期的視点にたち、新体育館建設に取り組むこととしました。

 【課題等】
   ○2市5町が合併し17万都市となったことから、大会等の事業規模が大きくなり利用に支障が生じるなど、人口
    規模に見合った拠点となる体育館が無い。
   ○県立浜山体育館は、土日祝日には県大会や中国大会など大きい大会が集中し、ほとんど空きが無い状態であり、
    市の拠点体育館としての役割を担うことは困難である。
   ○平成27年3月に策定した「出雲市公共施設のあり方指針」において、建設から50年以上経過し、耐震性・安
    全性に問題のある出雲体育館・平田体育館・斐川第2体育館について、廃止に向けた取組を行うこととなった。
    特に、出雲体育館について、経年劣化による危険性が高く、令和2年3月31日をもって廃止となった。
   ○健康づくりや生涯スポーツなど、多様化する市民ニーズに対応する必要がある。
   ○今後開催が予定されている国民体育大会への対応や、県立浜山体育館と連携を図ることでこれまで以上の大規模
    な大会等の開催も期待できる。
 

建設地 

 新体育館は、島根県立大学出雲キャンパス東側に建設することとなりました。
 この場所は、市の中心部に近く、国道431号バイパスなど主要幹線からのアクセス道が整備され、一畑電車の結節点である川跡駅も近く利便性が高いことや、隣接する島根県立大学出雲キャンパスと、ハード・ソフト両面でさまざまな連携が期待できることなどの利点が考えられます。

  ○市議会発表資料(平成30年6月議会)

  ○建設地位置図

新体育館建設地写真
 新体育館建設地(島根県立大学出雲キャンパス東側)

 

新体育館建設基本計画

 新体育館の基本コンセプト、施設の規模・機能など、新体育館建設にあたっての考え方を示す『新体育館建設基本計画』を令和元年9月に策定しました。
 この計画は、市議会スポーツ推進協議会、市体育協会及び市民説明会での意見聴取のほか、メール等での市民意見募集をおこない、いただいた意見を踏まえ、出雲市スポーツ振興審議会において8回にわたり審議し策定したものです。
 今後、この計画に基づき、令和6年開館を目指し新体育館建設を進めていきます。

  ○新体育館建設基本計画

  ○新体育館建設基本計画(概要版)

◆『出雲市スポーツ振興審議会の審議状況』のページへ移動する  

 

「実施方針」及び「要求水準書(案)」について(令和2年8月21日公開)

公表について

 PFI事業者を選定するにあたり、民間資金等の活用による公共施設等の整備等の促進に関する法律第5条第1項の規定により「実施方針」を定めたので、同条第3項の規定に基づき公表します。
 あわせて、市が事業者に要求する施設整備水準及びサービス水準を示した「要求水準書(案)」を公表します。

  ○出雲市新体育館整備運営事業 実施方針

  ○出雲市新体育館整備運営事業 要求水準書(案)
        
   *要求水準書(案)添付資料
 
    資料1  事業用地平面図
    資料2  用地平面図
    資料3  水準測量図
    資料4  地質調査結果
   (資料5  インフラ関連資料〔入札説明書等とあわせて公表予定〕
    資料6  (参考)主要な諸室の設備一覧
    資料7  (参考)備品一覧
    資料8  基本設計図書
    資料9  実施設計図書
    資料10 完成図書
   (資料11 市主催事業と事業者提案利用〔入札説明書等とあわせて公表予定〕
   (資料12 予約受付・利用のフローチャート〔入札説明書等とあわせて公表予定〕
   (資料13 附帯事業における参考価格〔入札説明書等とあわせて公表予定〕
    資料14 造成計画図
 

質問及び意見の募集について

 実施方針及び要求水準書(案)に関する質問及び意見を受け付けます。

(1)受付期限  令和2年9月8日(火) 午後5時まで
(2)受付方法  ・次の〔様式1〕または〔様式2〕に記入のうえ、電子メールにより提出してください。
         ・電子メールの件名は「実施方針及び要求水準書(案)に関する質問・意見」として
          ください。
          〔様式1〕実施方針及び要求水準書(案)に関する質問書
          〔様式2〕実施方針及び要求水準書(案)に関する意見・提案書
(3)提 出 先   出雲市 市民文化部 文化スポーツ課 スポーツ特別事業室
         sports-tokubetsu@city.izumo.shimane.jp

   ※提出いただいた質問等への回答については、令和2年9月18日(金)に本ホームページにて
    公表する予定です。

事業の進捗状況

これまでに行った業務等

 市では、平成30年6月の建設地の決定以降、新体育館建設に向け事業を進めています。これまでに建設地の地質調査解析や用地取得などを行っています。詳しくは次をご覧ください。
 
  ○これまでに行った業務等

整備運営事業者PFI勉強会の開催

 出雲市新体育館の建設及び運営については、本市で初めてのPFI手法で実施することとしています。そのため、本事業への参入を検討されている企業の皆様を対象に、PFI制度についての理解を深めていただくための勉強会を次のとおり開催しました。

   1.と き   令和2年(2020)7月13日(月)13:30~14:30
   2.ところ   大津コミュニティセンター 軽運動室
   3.参加企業  37社(54名)
   4.内 容   (1)新体育館整備の概要
             〔説明者:市文化スポーツ課スポーツ特別事業室〕
           (2)新体育館に係るPFI事業(事業者選定等)の流れについて
             〔説明者:パシフィックコンサルタンツ(株)(PFIアドバイザリー業務受託者)〕
           (3)質疑応答・意見交換
   5.質疑応答  本勉強会を受けての質問及び回答はこちらをご覧ください。

           勉強会会場の様子
                      (勉強会会場の様子) 
 

今後の予定

 新体育館については、PFI手法(※)で整備することとしています。この手法は、民間事業者のノウハウを活用し、設計・建設から維持管理・運営までを一括し行う手法です。
 現時点でのスケジュールは次のほか、造成工事を予定しています。なお、このスケジュールは、今後、変更となる場合もあります。

   令和2年  9月  特定事業の評価・選定・公表(※)
        10月  入札告示
   令和3年  2月  提案書受付
         4月  事業者決定
         5月  基本協定・仮契約締結(※)
         6月  契約締結
   令和4年 ~8月  基本設計・実施設計期間
   令和6年 ~2月  建築期間
        ~4月  開業準備期間
         5月  供用開始

 (※)PFI手法に関する説明についてはこちら

 

その他関連記事

これまでの経過

 新体育館の建設については、平成28年3月議会の施政方針において表明以降、逐次、市議会に報告する一方、市民説明会・意見募集、市体育協会等関係団体への説明会・意見募集・アンケート調査など、市民の皆さんのご意見を伺いながら進めてきました。
 今後も、市民の皆さんに情報提供をしつつ、“市民に愛される体育館”を目指し整備を進めていきます。

   ○新体育館建設に関するこれまでの経過

 

埋蔵文化財試掘調査について

  新体育館建設予定地の埋蔵文化財試掘調査を実施しました。調査の結果、全ての場所で遺構は確認されません
 でした。
  【実 施 日】 平成30年11月5日(月曜日)
  【試掘箇所数】 7箇所

  ○試掘調査の様子

広報いずも掲載記事

  ○平成30年9月号(新体育館建設をめざして)
  ○平成30年12月号(市民に親しまれる新体育館をめざして(1))
  ○令和元年5月号(市民に親しまれる新体育館をめざして(2))
  ○令和元年12月号(市民に親しまれる新体育館をめざして(3))