重要伝統的建造物群保存地区に認定された足助の町並みの中心にある「旧田口家住宅」の活用などについて、民間事業者のみなさまのご提案をお聞きするために、サウンディング型市場調査を実施します。
案件名…「旧田口家住宅」の活用に関するサウンディング型市場調査
【エントリーシート及び事業提案書の提出期間】
令和5年12月15日(金曜日)~12月25日(月曜日)
【サウンディング期間】
令和6年1月15日(月曜日)~1月19日(金曜日)
担当課…豊田市 地域振興部 足助支所 電話0565-62-0601 メール asuke-shisho@city.toyota.aichi.jp
市場調査の目的
近年、足助地区では人口減少及び少子高齢化が顕著となっており、足助地域の中心部である足助の町並みにおいても、観光需要の減退と高齢化や後継者不足を背景とした空き家・空き店舗の増加の状況が顕在化してきています。こうした現状を打破し、地方創生を実現するために、地域資源等を生かした事業により、都市部や他の地域にはない地域固有の魅力を創出できる担い手の確保と地域資源を活用するための仕組みの構築が必要であり、そのために今後重点的に取り組んでいく戦略やまちづくりの方向性を定めた「足助まちづくりビジョン」を令和4年度に策定しました。
足助まちづくりビジョンに戦略的に活用していく公有資産として掲載されている「旧田口家住宅」は、足助の町並み「重要伝統的建造物群保存地区」の中心に位置し、足助では比較的規模の大きな商家であった伝統的建造物で、通り土間や出桁を持つ庇、塗籠の外壁、虫籠の窓など、足助の町屋の特徴をよく残しています。大きな梁、大きな丸太などの小屋組みも健全で、見応えがあるなど、建物の改変などの歴史を含めて足助の繁栄を語り継ぐ貴重な史料です。
旧田口家住宅は、まちの「未来を創り出す拠点」として、まちづくりビジョンに沿ったメッセ―ジ性を持ち、かつ、まち全体にとって意義のある戦略的な活用を図っていくこととして、これからの時代の価値観や課題意識を先取りした対外発信力のあるかたちとなることを期待しています。
そのため、今回のサウンディング型市場調査では、足助のまちづくり(地域コミュニティ活性化、重要伝統的建造物群保存、観光振興等)に資する「旧田口家住宅」活用のアイディア、運営方法、発注手法、発注仕様などについて、民間事業者の事業提案を幅広く募集するものです。
市場調査の概要
1 日時
令和6年1月15日(月曜日)~1月19日(金曜日) 午前10時~午後5時までのうち、(注釈)1事業者あたり30分~1時間程度
2 場所
足助支所(足助町宮ノ後26-2) (注釈)リモートでの参加も可能
3 対象者
旧田口家住宅の運営主体となる意向を有する団体・法人(複数の法人による共同提案含む)又は自らが有するノウハウや技術等により活用方法を提案できる団体・法人
4 提案項目
以下の3項目のすべて又はいずれかの項目について、足助まちづくりビジョンと下記【事業の目的】の内容を踏まえ、民間事業者が運営可能な事業提案。
- 旧田口家住宅の活用方法について
- 旧田口家住宅の活用を踏まえた必要な整備(施設及び備品等)について
- 上記の整備に必要な概算費用と、市と事業者の役割分担及び負担割合について
- 上記を実現するために最適な運営方法と費用について
- その他、(1)~(4)に付随して事業実施にあたって行政に期待する支援や配慮等のご意見について
【事業の目的】
提案にあたっては、以下の目的が達成されることを前提としてください。
(1)地域連携・地域貢献
地域住民と連携し、地域住民の暮らしの豊かさや向上につながる地域貢献に資する機能を有すること
(2)将来のまちの活性化につながるような発展性のある事業
地域住民や観光客等が集う場の提供等、足助の町並みの発展や地域コミュニティの維持につながるような事業であること。
重要伝統的建造物群保存地区の拠点的施設として、国指定重要文化財の旧鈴木家住宅と連携した事業であること
(3)持続可能な運営スキームの導入
民間のノウハウを活かした、自立的かつ持続可能な仕組みによる運営をすること
(4)地域経済へ波及効果のある事業
足助地区に関係人口を創り出し、香嵐渓園地等の周辺エリアを含めた足助のまち全体の活性化の視点をもった事業であること
5 参加方法(事前申込制)
エントリーシート【別紙】及び提案書(任意様式)を、令和5年12月15日(金曜日)から12月25日(月曜日)までにメール、郵送、支所へ直接持参等で提出(エントリーシート等を支所に直接持参する場合は平日の午前8時30分から午後5時15分まで)
関係書類ダウンロード
その他
旧田口家住宅の近くには、国指定重要文化財の旧鈴木家住宅(一部一般公開中)があり、旧鈴木住宅が全面公開した際には両者が連携した活用も検討しています。
公式ホームページ