1 調査の目的

 

海洋プラスチックごみ問題や気候変動問題等への対応を契機として、プラスチックの資源循環を推進する重要性が高まっており、令和4年4月に「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律」が施行されました。
福岡市では、ペットボトルを除くプラスチック使用製品廃棄物を燃えるごみとして収集しており、令和3年度の推計では約6.1万トンを焼却処理しています。このプラスチック使用製品廃棄物を資源化することで、温室効果ガス排出量の削減やごみ減量を図り、環境負荷の低減に取り組みたいと考えています。

そこで、プラスチック使用製品廃棄物のリサイクルの推進に向けた課題を検証するため、令和4年度からプラスチック製品の回収モデル事業等を実施するとともに、分別収集後のリサイクル体制の確立に向け、検討を進めているところです。
検討にあたり、民間事業者の皆さまから具体的なご意見やご提案を伺い、今後の事業者公募の条件等の整理に役立てるため、サウンディング型市場調査を実施いたします。

 

2 事業の概要

 

分別収集されたプラスチック使用製品廃棄物の再商品化工程として、以下の2つの手法があります。

  • (1)(公財)日本容器包装リサイクル協会に委託する手法
  • (2)国から再商品化計画の認定を受ける手法

 

(1)においては、福岡市が収集したプラスチック使用製品廃棄物を選別・圧縮梱包する中間処理工程において、民間事業者へ公募の可能性を検討しています。また、(2)においては、福岡市が再商品化実施者と連携して再商品化計画を作成し、国の認定を受けることを想定しており、中間処理から再商品化までの全工程において、民間事業者へ公募の可能性を検討しています。

 

分別収集されたプラスチック使用製品廃棄物の再商品化工程のイメージ図

 

3 スケジュール

 

実施要領の公表 令和5年5月9日(火曜日)
質問の送付期限 令和5年5月19日(金曜日)17時まで
質問への回答の公表 令和5年5月26日(金曜日)
調査参加申込期限 令和5年6月6日(火曜日)17時まで
提案書の提出期限 令和5年6月9日(金曜日)
調査実施日時及び場所の連絡 令和5年6月9日(金曜日)
調査の実施 令和5年6月13日(火曜日)から6月16日(金曜日)まで

 

4 調査の内容

 

(1)調査の対象者

 

プラスチック使用製品廃棄物の中間処理や再商品化事業を実施もしくは計画しており、福岡市が民間事業者へ公募の可能性を検討している範囲において、提案書を提出していただける法人又は法人のグループ。

(2)調査の項目

 

次の項目についてご提案ください。

  • (1)プラスチック使用製品廃棄物の受入可能量、受入開始可能時期、受入場所
  • (2)受入可能なプラスチック使用製品廃棄物の基準(不適物の混入程度等)
  • (3)受入条件(荷姿、搬入条件等)
  • (4)再商品化工程、及びその手法
  • (5)中間処理もしくは再商品化に要する費用(1トン当りの単価)
  • (6)再商品化工程における環境負荷(焼却と比較した場合の低減効果等)
  • (7)事業化の条件
  • (8)その他(火災への対策等)

本調査への参加申込・提案方法などの詳細につきましては、実施要領を御覧ください。

 

 

公式ホームページ