1 調査の背景及び目的
脱炭素社会の実現、海洋プラスチックごみ問題への対応が、世界的な喫緊の課題となっており、国では令和3年6月に「プラスチック資源循環法(以下、「法」という。)」を制定するなど、プラスチックの資源循環を促進する重要性が高まっています。
本市では現在、ペットボトルを除くプラスチックごみは他の可燃ごみと併せて令和3年度で約8,813トンを焼却処理しています。これを資源化することで、温室効果ガスの発生を大きく減らしていくことが可能となります。
しかしながら、法に基づき家庭から排出される容器包装プラスチック及び製品プラスチックについて「プラスチック資源」として分別回収することが求められることから、本市においてもプラスチックごみの分別回収、リサイクル方法を検討してまいりますが、プラスチックごみ削減への課題としてプラスチックごみの排出抑制、プラスチック製品使用を避けられるような生活環境づくりが重要であると考えております。
そのため、民間事業者の皆様の御意見を伺い、プラスチック分別回収に向けた事業手法や事業スケジュール等の詳細設計に役立てるため、サウンディング型市場調査(本調査)を実施いたします。
2 サウンディング型市場調査とは
サウンディング型市場調査とは、事業発案段階や事業化検討段階において、事業内容や事業スキームなどに関して、民間事業者との対話によりさまざまなアイデアや意見等を把握する調査のことです。
行政側は事業の実現可能性や、市場として参入しやすい条件、活用に向けたアイデアなどを把握でき、また、事業者側は行政の運営方針や考え方を事前に確認できるほか、事業者としての考え方を直接伝えることができるなどの利点があります。
3 本市の現状
(1)分別回収見込量 約1,432トン 内訳)容器包装プラスチック約1,241トン、製品プラスチック約191トン
(2)施設所有状況 中間処理施設及び一時保管施設は有しておりません。
4 調査の内容
次の項目について御提案ください。
(1)事業所で受入可能なプラスチックの基準
(2)受入条件(荷姿、搬入条件(一括又は分別)等)
(3)受入可能量
(4)受入可能時期
(5)中間処理工程又は再商品化工程及び再商品化手法(エネルギー回収を除く)
(6)中間処理又は再商品化に要する費用
(7)処理先の施設が故障した場合の受入対応について
(8)中間処理工程又は再商品化工程全体の温室効果ガス排出量の低減に向けた取組について
注)その他項目についても自由に御提案ください。
5 調査スケジュール
実施要領の公表 | 令和5年1月6日(金曜日) |
質問の受付期限 | 令和5年1月20日(金曜日) |
質問への回答の公表 | 令和5年1月27日(金曜日) |
調査参加申込期限 | 令和5年2月6日(月曜日) |
提案書の提出期限 | 令和5年2月6日(月曜日) |
調査実施日時及び場所の連絡 | 令和5年2月8日(水曜日) |
調査の実施 | 令和5年2月13日(月曜日)から2月17日(金曜日)の間 |
実施結果概要の公表 | 令和5年3月 |
関連ファイル
公式ホームページ