本市ではこれまで高齢者に対する介護予防教室などの取り組みのほか、箕面シニア塾を中心として、高齢者の外出機会を増やすための仕掛け作りをしてきたが、さらに元気な高齢者に対しての介護予防を進めるためには、高齢になる前の成人期からの取り組みが重要であり、勤労世代の生活習慣の見直しや定期的な運動習慣の定着が必要不可欠であると考える。そこで、常に快適なスポーツ環境を整えるための「スポーツ施設マネジメント計画」に基づく市内スポーツ施設のリニューアルをはじめ、成人期から高齢期のスポーツ人口を増加させるため「大人のスポーツトライアル事業」を幅広い年代層に実施するなど、箕面市の健康長寿の延伸をめざした取り組みを進めている。

 また、乳幼児期は、運動能力に関して遊びの中で身につけていく時期であるため、親と子どもが一緒になって楽しめる遊びの場の提供や、青少年期は、生涯にわたってスポーツに親しむ習慣を形成する重要な時期であることから、身体を動かす機会のきっかけづくりとなる場が必要である。スポーツは、乳幼児期・青少年期における心身の健全な発たちを促し、たち成感を養うとともに、世代を越えた交流の機会も提供されるため、スポーツ習慣を身につけ、継続的にスポーツを親しむことが重要となる。

 このような考えかたの延長線上に立って、屋内プールは、子どもから大人、高齢者まで多世代の利用者が健康維持・増進や疾病予防、体力向上につながる空間、屋外プールは、レジャー・レクリエーション空間を提供することにより、これまで身体を動かす機会の少なかった市民でも気軽に水に親しむことができ、年間を通じた水泳の継続につながるきっかけ作りとなる空間となるよう整備・運営する必要がある。

 そこで、同施設の実現可能性を模索するために、市民アンケートと近隣プールで出口調査を実施した。その結果、健康増進目的で屋内温水プールを利用したいという箕面市民の意向が強いこと、実際に多くの市民がプールを利用していること、箕面市に手頃な屋内温水プールがないことから近隣市のプールを利用していることが分かったため、夏も冬も一年を通して適切な水温で泳げる屋内温水プールと、夏季に大幅な集客を狙える屋外レジャープールを併設した水泳・水遊場を整備する。

 本事業においては、屋内プール、屋外プール、駐車場・駐輪場、賑わい施設、テニスコートの設計・建設並びに屋内プール、屋外プール、駐車場・駐輪場、賑わい施設、テニスコート、体育館、多目的グラウンドの運営・維持管理を、民間の資金とノウハウを活用し、良質な公共サービスの提案を期待できるPFI手法でもって実施することにより、本市の健康長寿の延伸並びに都市ブランドの向上、同施設周辺の賑わい創出を実現しようとするものである。

実施方針の公表(令和2年6月26日)

質問・意見の受付期間

令和2年6月26日(金曜日)~令和2年7月9日(木曜日)午後5時必着

質問・意見の受付方法

  • 質問・意見書のファイル形式:Microsoft Word
  • 提出先:箕面市 子ども未来創造局 総合水泳・水遊場整備室

実施方針の公表

よくあるご質問

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