事業名称
旧和歌山市民会館活用事業
事業の経緯・目的
旧和歌山市民会館は昭和54年に開館し、市民の文化拠点として長年活用されてきたが、令和3年10月の和歌山城ホール開館とともにその役目を終え、本市では今後の新たな利活用を検討してきた。
本市は、豊かな自然や温暖な気候に恵まれているとともに、これまで培われてきた個性的な歴史・文化資産も豊富に存在している。また、和歌山県の中核となる県庁所在地として、様々な都市機能が集積しており、便利で快適な暮らしを送ることが可能である。
一方で、若者世代の市外流出や出生率の低迷が続き人口減少・少子高齢化が進んでおり、今後とも社会保障などを安定的に提供するとともに、県都としての都市機能を維持するためには、人口減少に歯止めをかけていく必要がある。
旧和歌山市民会館は本市のターミナル駅の一つである南海和歌山市駅の近傍に位置し、周辺では近年取り組んできた5大学誘致、令和2年度に完了した再開発における新しい市民図書館やキーノ和歌山の整備、都市再生推進法人によるまちづくり活動の推進、和歌山城の外堀である市堀川の水辺を活用したイベントの実施や京橋親水公園の整備など、かわまちづくりも含めてまちなか活性化に向けた拠点づくりが進められており、その成果として、コロナ禍にも関わらず、キーノ和歌山を中心に人の流れが増加しつつある。
近年は本市においても、移住定住施策として、交流人口・関係人口の創出・拡大を推進しており、また、市民の生活に潤いを持たせ、豊かな暮らしを感じることができる施策も求められている。
こうした経緯を踏まえ、本事業では、旧和歌山市民会館において、民間活力を最大限に活用して、市堀川かわまちづくりや周辺の様々な施設と連携して、将来にわたって、南海和歌山市駅周辺のさらなるにぎわい・交流の創出や都市機能の充実を図ることを目的とする。
基本目標・方針
1.基本目標
本市の未来を見据え、南海和歌山市駅周辺のさらなるにぎわい・交流の創出や都市機能の充実を図り、かわまちづくりと一体となった魅力あふれる場所となることを目指す。
2.基本方針
(1)未来のまちづくりに資する場
本市の持続可能なまちづくりのために、将来にわたってまちづくりに貢献できる場となること。
(2)周辺施設・環境と連携したまちづくりの拠点
まちなか回遊を促進し、周辺のさらなるにぎわい・交流の創出の場となること。また、川と海と鉄道をつなぐ拠点となり、魅力あふれる場となること。
(3)まちの居場所として、日常の豊かさが営まれる場
子どもから大人まで心地よいまちの居場所として、豊かな暮らしを感じることができる場となること。
(4)和歌山を感じられるデザイン
基本方針を実現する、和歌山の歴史や文化を踏まえたデザインであること。
事業手法
本市は、本事業の実施にあたり、事業者に対し土地を売却又は定期借地権を設定するとともに、既存施設(備品及び残置物等を含む)を現状有姿で無償譲渡する。
事業者は、事業者の独立採算事業として、提案施設の整備(既存施設の撤去又は改修及び歩道橋の撤去を含む)、維持管理、運営を行う。定期借地権を設定する場合は、貸付期間終了時に提案施設を撤去し、更地の状態で土地を本市に返還する。なお、既存施設の撤去又は改修は、事業者の提案に委ねるものとする。
スケジュール(予定)
- 公募要領等の公表
- 令和5年5月19日(金曜日)
- 資料の提供及び閲覧の期間
-
令和5年5月19日(金曜日)から
令和5年9月22日(金曜日)まで
- 現地見学会参加申請書受付
- 令和5年6月23日(金曜日)まで
- 現地見学会開催
- 令和5年7月6日(木曜日)(予定)
- 参加資格確認申請書受付
- 令和5年8月18日(金曜日)まで
- 参加資格確認審査結果の通知
- 令和5年9月15日(金曜日)(予定)
- 公募要領等に関する質問受付
- 令和5年9月22日(金曜日)まで
- 公募要領等に関する質問回答の公表
- 令和5年10月20日(金曜日)まで
- 企画提案書受付
- 令和5年11月17日(金曜日)まで
- 企画提案審査会
- 令和5年12月中旬
- 優先交渉事業者の決定及び公表
- 令和5年12月下旬
- 基本協定の締結
- 優先交渉事業者の決定の通知後、3か月以内とする。
- 事業契約の締結
- 基本協定締結後、1年以内とする。
- 供用開始
- 事業契約の締結後、4年以内とする。
関係書類
その他、本公募の詳細については、上記「公募要領」をご確認ください。
公式ホームページ